はじめまして。私は、看護師として25年以上、様々な場所で従事してきた安田有希と申します。その傍らで、カウンセリング学習も20年程続けています。
どちらも現在進行形です。
現在の職場では、治癒の難しい病気を抱える方、病気により障害を持って生活する方、人生の最期の時間を過ごす方などに日々接しております。これまで特に関心が強かったのは、がんの終末期を迎えた方、そのご家族へのケアでした。これ以上ない人生の危機を迎えた方に、どう寄り添っていくかは、今の私でも、とても難しいケアの一つだと感じています。
一方、カウンセリング学習を始めたきっかけは仕事に活かすためではなく、自分自身を何とかしたいという思いからでした。このままじゃ駄目だ。自分が変わらなくては。そのような思いがつのり、クライエントの立場からの始まりでしたが、面接の継続にはどこか抵抗感を感じたため、学びとして続けてきました。まだまだ思うような自分の変化・成長には至っていませんが、これまでの多くの学びにより、仕事にも生活にも人生にも大きな影響を受けています。
さて、ブログのタイトルを「心のケア〜相手に寄り添う力を育む〜」といたしました。その理由は、上記の二つの観点から、人が苦しんでいる時に寄り添ってくれる人、理解してくれる人がいるということがどれほど大切か、そして、それがどれほど難しいことかを常に感じているからです。
一朝一夕にはいかないこの人間のありようを、様々な学びや経験から少しでもお伝えでき、そして実際に、仕事や生活のなかで苦しんでいる方に寄り添うことのできるヒントになりましたら幸いです。