お看取りが近づく患者さんのご家族に最もケアとなることは

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お看取りまでに
ご家族にできることについて
昨日は書きましたが

 

ご家族へのケアは
患者さんへのケアと同様
緩和ケア・ホスピスでも
とても大切にしていました。

 

 

看護師がラウンジや
ちょっとしたスペースで
ご家族と膝を合わせて
話している場面は
日常の中にいつもありました。

 

 

それは、
ご家族に患者さんの変化を
お伝えする場面であったり
ご家族の思いを
伺ったりする時間です。

 

 

 

もちろん、患者さんとともに
ご家族と看護師とで
外を散歩したり
ティータイムを楽しんだりすることも
多くありますが

 

 

 

あえて
患者さんのそばから少し離れ
張り詰めた気持ちを解きほぐす
そんな時間を持つのです。

 

 

このように患者さんから
離れた場所では
患者さんの前では出せない
辛いお気持ちや

 

 

これから起こることへの不安
あるいは患者さんとの思い出など
さまざまなことが語られます。

 

 

時間を取ってゆっくりと
看護師はその思いを
伺っていきます。

 

 

ご家族は時に涙を流しますが
少しだけ肩の荷を軽くして
また患者さんの傍へと戻られます。

 

 

 

このような時間は

ご家族の気持ちを和らげ
いずれ来るであろう
お別れのための
心の準備になるとともに

 

 

お亡くなりになった後の
悲嘆の経過にも
間接的に
影響すると思っています。

 

 

 

お亡くなりになった後は
どんなに尽くした
ご家族であっても
悲嘆や後悔は残るものです。

 

 

それでも、
心の準備をして
患者さんを看取ることができた
という思いや

 

 

ご家族なりに患者さんに対して
精一杯のことができた
などという思いなどは

 

 

ぞの後のご家族自身を
支えるものとなります。

 

 

そのような思いが持てるように
看護師はご家族を
様々な形で支えるのです。

 

 

様々な形で
と書きましたが

 

 

何よりも
ご家族へのケアになるのは

 

私たちの患者さんへの
対応やケアであることは
忘れてはなりません。

 

 

 

まずは
患者さんの苦痛を
敏感に感じ取り
しっかりと対応できる
私たちでいることです。

 

 

患者さんは
お看取りが近づくと
自分で苦痛を意図的には
表現できなくなっていきます。

 

 

ですが
そんな患者さんの

表情や身体の動き
呼吸の仕方
漏れてくる声など
さまざまなものから

 

 

患者さんの苦痛をキャッチし
対応していく姿勢が必要です。

 

 

それとともに
患者さんに
敬意を払い
心を込めながら

 

 

声を掛けたり
顔や身体をきれいにしたり
着ているのもや
布団を整えたりする。

 

 

そのような
一つ一つのケア
大切に丁寧に
行っていくのです。

 

 

できればご家族と
身体をきれいにするなどの
患者さんへのケアを
一緒に行うことができれば
なおいいでしょう。

 

 

何よりも

「自分の家族を
大切にしてもらえた」

 

 

そのような思いが
ご家族の一番のケアになるのです。

 

 

 

 

 

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