「疼痛」が及ぼす影響と看護師がぜひ果たしたい役割とは

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「身体的苦痛」と言いましても
その苦痛の中身は様々にあります。
疼痛、呼吸苦、嘔気、・・・

 

 

どの症状一つとっても
非常に不快なものですが
特に「疼痛」は

 

 

がんが進行してくると
多くの方が体験する苦痛です。

 

 

この苦痛がコントロールされないと
患者さんのエネルギーを奪い
生きる意欲を妨げていきます。

 

 

食べること、動くこと、眠ることを妨げ
さらには

 

 

「もう早く終わりにしてほしい」

といったような
そんな痛ましい言葉まで
言わせてしまいます。

 

 

痛みさえ緩和できれば
そのような思いをしなくて済む

そんな状況の方も多いのです。

 

 

痛みのマネジメントやケアの方法は
ここでは割愛させて頂きますが

 

 

やはり

対処の方法の知識が不足していると
苦痛の軽減は後手に回ります。

 

そして、患者さんの苦痛を
過小評価しがちになります。

 

痛みの評価の主体は患者さんですが
「あれくらいなら大丈夫ではないか」
とこちら側で思ってしまいがちです。

 

 

 

痛みの対処が後手に回り
不十分なままでいると

 

 

患者さんの生活が妨げられ
それが長引くばかりではなく

 

 

適切な薬剤を使用しても
なかなか軽減が図りずらくっていきます。

 

 

早いうちから
少しずつ対応していると
使用する薬剤も最小限の量で
患者さんが望む生活目標に
到達することができます。

 

 

痛みを感じることなく眠りたい
痛みを忘れて活動したい、
などといった希望を達成することができ

 

 

 

患者さんの生活の質を
良い状態
保つことができるのです。

 

 

 

疼痛緩和の知識の必要性は
随分前から言われていることで
教育も普及してきていますが

 

 

 

全体的に浸透できているのかというと
疑問を感じる話を
あちこちで耳にします。

 

 

 

昨日も書きましたが
私自身も一般病棟にいた頃

 

 

 

患者さんの症状コントロールは
医師がするものと思い込んで
自分では知識を得ようとしなかった
月日が長かったです。

 

 

 

医師に依存する一方であった態度が
間違っていたことは
昨日書いた通りです。

 

 

ですが医師も
ベストな判断を持って
症状緩和をしているとは
限りません。

 

 

というのは
症状緩和の方法は
ガイドラインの原則がありますが

 

 

一人ひとりの患者さんの病態と
そこからくる疼痛の機序の
アセスメントによって

 
また他の疾患や
症状との絡みによって

 

 

 

あるいは
患者さんのいる場所、
例えば病院か自宅で過ごすのか

 

 

どのような生活を送りたいのか
自己管理や家族のフォローは

 

 

 

などといった
症状以外の患者さんの背景によっても
選択する薬剤や
適切さの指標は違ってきます。

 

 

 

ですので
医師の判断ばかりではなく

 

 

24時間そばにおり
変化をいち早くキャッチできる看護師
患者さんの生活を
支えている看護師からの
視点がとても大切です。

 

 

 

自分自身で確かな知識を得て
現場で考えること(アセスメント)を繰り返し
力をつけていくこと

 

それに看護師からの視点を加えることによって

 

 

患者さんの本物の味方になり
患者さんの代弁者となり

 

 

医師と協同しながら
患者さんの痛みの緩和を
よりベストな状態まで
図っていくことができるのです。

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