旅立っていく人に最期にできること

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あるところでやっていた
マザーテレサ展の前を、
たまたま通りかかりました。

 

何年かごとに、
住んでいる地域の近くで
マザーテレサ展を見ています。

 

その度に、マザーテレサの生き方に、
我が身を振り返らされる思いになります。
ひとすじの道を、信念を持って貫く姿にです。

 

 

痩せ細った人に、スプーンでスープをひとさじずつ
運んでいる映像を見て、
緩和ケア病棟、そしてホスピスに
勤めていた時のことを思い出しました。

 

 

懐かしいなぁ…。
ちょっとウルっとくる感覚でした。

 

 

最期の時間は、その方の人生の集大成です。
その方が、人生を振り返ってよかったと思えるか、
せめて、最期の時間に安らぎを得られるか。
とても大事な時間です。

 

 

最期の時間の安らぎは、
身体の苦痛ができる限り
取れていることが前提ですが、

 
お迎えが近づいている方の傍らに誰かが、
一人でもいいから、
愛をもってそこにいることで得られます。

 

 

お別れが近づいてくると、食べること、動くことなどが
だんだんできなくなっていきます。

 

 

同時に、誰かが傍にいても、
できることは少なくなっていきます。

最終的には傍にいるだけになっていきます。

 

でもそれが、
旅立つ人にとっては
何よりの贈り物になります。

 

傍にいる人は、
家族であっても友人であっても、
慣れ親しんだ看護師であってもいいんです。
その方に愛を送れる誰かであれば。

 

 

そしてまた、傍にいることは、
そうする側にとっても嬉しいものなのです。

 

穏やかに眠っている、
気持ち良さそうな顔をしてくれた、
手が温かい…

 

 

それが傍にいる人への、
旅立っていく方からの贈り物になります。

 

しかしその一方に、
一人の方をお見送りする過程での、
辛さ、大変さがあるのもまた事実です。

 

 

その辛さ、大変さを
サポートできるのは
同じ病棟のスタッフ、友人、家族
いろいろあると思いますが

 

 

私もそんな
最期を迎える患者さんの傍にいる人の
サポートができる存在に、
なっていきたいと改めて思いました。

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